熱が出た!

熱が高いと脳がやられる、なんてことを聞きますが、40゚Cくらいの熱があっても熱のためだけでは脳はやられませんから安心して下さい。(熱の原因が脳炎などのときが問題)
大人は38゚Cもあればかなり辛いですが、子供は比較的に熱に強く、39゚Cでも元気に遊んでいたりすることもあります。


熱さましは一時しのぎ

熱が出るということは、身体の中でバイキンなどと戦うための反応が起こっているということなので、むやみやたらに熱を下げることは決して良いことではありません。また、熱さましは、熱による辛さを軽くするための薬で病気を治す薬ではありません。
熱を冷ますことばかりに気をとらわれないようにしましょう。
薬にばかり頼らず、水分をできるだけ多く与えたり、涼しい所で安静に寝かせ、嫌がらなければ水枕や氷のうなどをしてあげるのも気持ちいいものです。(頭だけでなく、両わきや股の付け根などもよい)
ぬるま湯を絞ったタオルでふいてあげるのも気持ちいいものです。
熱の上がり途中で、悪寒がしてふるえているときはたくさん布団をかけて暖めてあげますが、熱が上がりきって、真っ赤な顔で暑がっている時はふだん通りのかけものでよいでしょう。
部屋の温度は暑すぎず、寒すぎずに。


熱は小児科にかかる1番多い原因です。お母さんたちも心配されることでしょう。けれども、ひどくぐったりしたり、意識が変だったり、ひどい頭痛や腹痛、嘔吐などを伴っていなければ、あわてて病院に駆け込むことはありません。
お家で安静にゆっくりと寝ているほうが早く治ることもあるのです。1日くらい食べられなくても、水を十分にとれていれば大丈夫!
でも、熱冷ましは常備していたほうが、安心かもしれませんね・・・・・。